竹ふえのおもてなしとは非合理性を追求することです。
いま世界は合理性を追求している現状があります。しかし竹ふえはあえて非合理を追求することこそ、価値があると考えています。
具体的な例を上げますと…
竹ふえはすべてのお部屋で部屋食です。合理性を求めるのであればお部屋食ではなく食事処を作ってそこでお客様のおもてなしをしますが、私たちはあえてそれを行いません。お客様が大切なご友人やご家族と共にお過ごしいただくための空間をプライベートに演出するために部屋食にしています。竹ふえは山地に立つ旅館です。平地と違い山の中での配膳は段差も多く大変なところもありますが、そこを敢えて部屋食にするのが竹ふえです。
お部屋にもこだわりがあります。景色をお楽しみいただくために大きなFIXガラスを各部屋に採用していることです。合理化を求める時には清掃がしやすいように小さい窓を用いることが多いですが、私たちはお客様に目でもお楽しみいただくために大きなFIXガラスを採用し、景色の見え方・配置も工夫しています。
竹ふえは温泉旅館です。お客様にはお寛ぎ頂く為に、大きな露天風呂もご用意しています。大きなお風呂だと清掃やメンテナンスが大変になりますが、小さいお風呂ではお客様が解放感を得られませんしご満足は頂けません。竹林の中、大きなお風呂でゆったりとお寛ぎいただくことが大切です。
これらをあげたのは非合理性の一端でございます。合理性を求めている時代だからこそあえて私たちはお客様の満足のために非合理性を求めます。それが竹ふえのおもてなしです。